DeliciousWorker.

人が集まるシフト設計の基本|希望シフトと固定シフト

採用ガイド(企業向け)|更新: 2026-07-22

シフトは、店の都合だけで組んでしまうと人が離れていきます。結論は、希望シフトと固定シフトを組み合わせ、求人票で示した募集条件と実際の運用を一致させることです。募集時の説明と現場の運用にズレがあると、それだけで早期離職の原因になります。

シフトが原因で人が離れる典型パターン

よく見られるのは、求人票に「週2日〜OK」と書いていたのに、実際は毎週もっと多くの出勤を求められるケースです。急なシフト変更や追加の出勤依頼が続くことも、負担として積み重なります。また、特定の人にシフトが偏り、不公平感が生まれることもあります。

希望シフト制と固定シフト制の違い

方式メリットデメリット
希望シフト制働く側の都合に合わせやすい管理の手間が大きく、繁忙期に人が集まらないリスクがある
固定シフト制人員が安定し、教育計画も立てやすい融通が利きにくく、応募が減ることがある
ハイブリッド型コアタイムは固定、残りは希望制で柔軟性と安定を両立制度設計とルール周知に手間がかかる

固定・希望ミックスの週次運用例

実際の運用は、次のようなイメージです。まず、ランチのピーク(11時〜14時)とディナーのピーク(18時〜21時)を「コアタイム」として固定シフトのスタッフを毎週同じ曜日・時間に配置します。そのうえで、開店前の仕込みや、閉店後の清掃、平日の閑散時間帯は希望シフトのスタッフで埋めていきます。

曜日コアタイム(固定)希望シフトで調整する時間帯
月〜金ランチ・ディナーのピークに固定スタッフ2名開店準備・仕込み・平日夜の閑散時間
土・日終日通しで固定スタッフ2〜3名繁忙時の応援に希望シフトのスタッフを追加

この形にすると、固定シフトのスタッフが「店の基礎体力」を支え、希望シフトのスタッフが繁閑の波を吸収する役割分担になります。

人が集まるシフト設計の手順

まず、繁忙・閑散の時間帯を数字で可視化します。曜日別・時間帯別の来客傾向を把握すると、本当に必要な人数が見えてきます。次に、その時間帯ごとに必要な人数を決めます。そのうえで、スタッフの希望条件(曜日・時間)を集約し、無理のない組み合わせを探します。最後に、直前のシフト変更を減らすルールを作ります。例えば「シフト希望は◯日前までに提出」といった締切を設けると、双方の負担が減ります。

シフト管理の運用のコツ

LINEやシフト管理アプリを使って希望を収集すると、紙のやり取りより抜け漏れが減ります。提出期限を明確にし、期限を過ぎた場合の扱いをあらかじめ決めておくと、管理側の負担も軽くなります。急な欠員が出た場合に備え、特定の1人に頼らず、複数人でカバーできる体制を普段から作っておくことも大切です。

よくある失敗とNG例

希望シフト制を導入したものの、締切や提出方法を明確にしておらず、結局ぎりぎりまで人員が確定しないケースがよく見られます。例えば「今週の希望は火曜までに」とだけ伝え、提出手段を決めていなかったために、口頭・LINE・紙がバラバラに集まり、管理者が集計に追われるというNG例があります。また、固定シフトにしたことで急な休みに対応できず、特定のスタッフに負担が集中してしまうこともあります。「土日は固定の2人だけ」と決めてしまい、その2人のどちらかが体調を崩すと店が回らなくなる、というのも典型的なNG例です。あらかじめ「応援に入れる人」を複数名リストアップしておくと、こうした事態を避けられます。

数字の目安

シフト希望の提出締切は、1〜2週間前を一つの目安にすると、店側の調整時間を確保しやすくなります。急な欠員対応は、当日や前日に慌てて探すのではなく、複数人でカバーし合える体制をあらかじめ作っておくことが望ましいです。コアタイムを固定する人数は、繁忙時間帯に必要な最低人数プラス1名を目安にすると、急な欠員にも耐えやすくなります。

明日からできること

来週のシフト表を見て、特定の曜日・時間帯に負担が偏っていないかを確認してみましょう。偏りに気づくことが、シフト設計を見直す第一歩になります。

DeliciousWorkerでは飲食専門の求人掲載が可能です。

よくある質問

希望シフト制と固定シフト制、どちらがおすすめですか?

どちらか一方だけでなく、コアタイムを固定し、それ以外を希望制にするハイブリッド型が、多くの飲食店で運用しやすい傾向にあります。

急な欠勤にはどう備えればよいですか?

特定の1人に頼らず、複数人が同じ業務をカバーできるよう、日頃から教育の幅を広げておくことが有効です。

シフト希望の提出が毎回ぎりぎりになります。改善策はありますか?

提出期限をあらかじめ明確に伝え、期限を過ぎた場合の扱い(前回の希望を踏襲する等)を決めておくと、提出の習慣が定着しやすくなります。

あわせて読みたい

アルバイト採用がうまくいかない時の見直しポイント飲食店の外国人採用の基礎|在留資格の基本と注意点飲食店の求人票の書き方|応募が来る書き方とNG例飲食店アルバイト面接の進め方|質問例とNG質問新人が辞めないオンボーディング設計|初日〜30日
お仕事をお探しですか? 求人を検索する担当エージェントに相談する(無料)